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患者

50代・女性

来院

2018年8月

症状

毎日の排便はあるものの、便秘判定の7項目中4項目が4点とかなり高い便秘ポイントを記録している。

ご本人の自覚としては、コロコロ便と便の硬さが気になっている。

治療内容と経過

判定7項目中の4項目が改善対象。

そのため、お腹の緊張を全体から確認。

下腹部と鳩尾に筋緊張がみつかり、下腹部には表面からでも感じられる冷えが存在した。

モニター1回目(8月2日)

便秘の原因と考えられる、下腹部と鳩尾に出来ている筋緊張を緩めるため、足にあるツボへ鍼を行った。

15分、置鍼を行ったままベットに横になっていただくと、冷えていた下腹部が人肌の暖かさになり筋緊張が緩んだ。

モニター2回目(8月9日)

前回治療後、残便感と閉塞感が弱まり、やや便の大きさにも変化が出てきた。

お腹の筋緊張を調べると少しの冷えと、前回と同じ箇所に筋緊張が見つかった。

そのため、前回と同様のツボへ鍼を行い15分置鍼を行い下腹部の筋緊張が緩んだことを確認した。

モニター3回目(8月16日)

2回目の治療終了後、便が柔らかくなり大きさも兎糞サイズ以上になった。

また、コロコロ便の項目を残したが、全ての項目に改善がみられた。

お腹の筋緊張を調べると少し冷えを感じるが、筋緊張の範囲は狭まっていた。

今までと同じように足のツボへ鍼を行い15分置鍼を行い下腹部の筋緊張が緩んだことを確認した。

モニター最終日(8月23日)

2回目以降から治療効果は横ばいになり良い効果が持続できている。

お腹の筋緊張の範囲が更に狭まり、2本使っていた鍼が最終日、足へ1本の治療で終了できた。

モニターを通じて、閉塞感や便の硬さという不快感がなくなった。

使用した主なツボ

条口R、三陰交R

まとめ

この患者様は、右下腹部の冷えが原因で、腸の蠕動運動がうまく働いていませんでした。

また、直腸に近い左下腹部は緊張が無く、更にはお腹の体温もしっかりしていました。

冷えた腸から温かい腸へ便が移動し、便内に含まれていた水分が抜けてしまったのでしょう。

それで、便の形状がコロコロで硬かったのだと推測しています。

筋緊張と体温差が原因だった便秘の例でした。