年代別「生理痛」の主な特徴
●10代の思春期
子宮の発育が未熟で子宮口が狭いため、経血が出にくく圧力がかかり、痛みを感じることがあります。
●20代~30代の生理大人期
子宮や卵巣が成熟期に入り、生理痛は軽くなるといわれています。
しかし現代では女性も社会で活躍する場が増え、社会的責任が重くなりストレスを感じやすくなる時期でもあります。
また、食生活や不規則な生活習慣により心身に負担がかかっている人も多くなています。
こういった背景から生理痛が重くなるということもあります。
注意が必要なのは年齢とともに、子宮内膜症や子宮筋腫といった婦人科の疾患も増える年代でもあります。
そのため定期的な婦人科検診もおすすめします。
●幅広い世代のママ期
出産することで子宮口が広がるため、生理痛が軽くなったと感じる人も多くいらっしゃいます。
ただ、一方で休みがない育児からくる身心負担や、社会復帰による生活スタイルの変動からくるストレスで、生理痛が増す場合もあります。
●40代の生理終盤期
少しづつ更年期が視野に入り始めます。
生理周期が長くなったり、生理が来ない月があったりと、不安定になってきたりします。
この時期に日常生活に支障が出るほどの生理痛があれば、婦人科を受診することが必須となります。
※あくまで目安となります。