機能性ディスペプシア・機能性胃腸症

機能性ディスペプシア(FD)とは?

ディスペプシアは、胃の痛みやもたれなどの不快な腹部の症状を指す医学用語です。

現在、「胃が痛い」「胃がもたれる」というディスペプシア症状で病院へ通う人がたくさんいます。

ですが、内視鏡検査などで調べても胃潰瘍など、はっきりとわかる原因が見つからないケースが多くなっているのです。

このような症状があるのに原因が見つからないというケースは、胃の活動(動き)・感覚など、胃の機能が悪くなったことが原因ではないかという考えから、「機能性ディスペプシア(以後※FD)」という診断名が生まれました。(機能性胃腸症とも呼ばれる)

すなわちFDとは、「原因が不明であるにもかかわらず、慢性的にみぞおちの痛み(心窩部痛)や胃もたれなどのディスペプシア症状を示す病気」を総称している診断名なのです。

※英語表記functional dyspepsiaの頭文字をとって「FD」

このようなFD患者様は、これまで「慢性胃炎」と診断されてきました。

慢性胃炎とは、胃に炎症がある場合の診断名です。

ですが、胃に炎症がない場合でもディスペプシア症状が出現していたり、その反対に胃に炎症があったとしてもディスペプシア症状が出現しない場合もあるのです。

これは、胃の炎症は必ずしも症状(慢性胃炎)と一致しているわけではないということです。

ですからFDは、慢性胃炎とは異なった病気なのです。

鍼灸施術に適しているFDのタイプ

1.胃・十二指腸運動障害タイプ

このタイプのFDには①胃排出の異常と②胃適応性弛緩の異常が存在します。

①胃排出とは

食べた物を胃から十二指腸へ送ること

②胃適応性弛緩とは

食事のときに胃が拡張して食べ物を貯留する能力のこと

胃排出は遅くても早過ぎても症状と関連する可能性があり、胃適応性弛緩の障害は早期飽満感(※)と関連しています。

※早期飽満感 = 通常の食事量が食べきれずに、すぐにお腹がいっぱいになること

2.胃・十二指腸知覚過敏障害タイプ

知覚過敏とは少ない刺激で症状が出やすいことです。

FD患者さんでは、健常者より軽い胃の拡張刺激で症状が出現します。

また、十二指腸での胃酸や脂肪に対して知覚過敏となって症状が出ることがあります。

FDに鍼灸施術が適している理由

これらの障害は自律神経反射(内臓-体性反射)によって腹筋群を収縮(硬く)する性質があります。

鍼灸は、その腹筋群をピンポイントで緩めることがとても得意な施術。

その鍼灸施術によって緩んだ腹筋群が、自律神経反射(体性-内臓反射)によって胃・十二指腸の緊張も緩め、自然回復を促します。

ですから、このタイプのFDには鍼灸施術が適していると言えるのです。

症例

同じ様な胃の症例(当サイト内ブログ) ⇒ 『食欲低下の原因になった首肩こり』

鍼灸の症例が検索できるツボ辞典 ⇒機能性ディスペプシア(胃腸症)の症例

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