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■患者■

50代・男性

■来院■

2018年2月

■症状と来院理由■

休日に子供と公園で遊んでいる時、腰に重さを感じ始める。

入浴で腰を温めると腰の重さを忘れることが出来た。

そして、寝て起きたら何とかなっているだろうと思っていた。

ベットから起き上がる動作で異常に気が付いたが、仕事の締め切りが
あるため出勤準備をする事に。

スラッグスに右足を通そうと足を持ち上げた瞬間、腰に激痛が走りその場から動けなくなった。

午前中は頑張って出勤したが、時間をおうごとに痛みが増し歩くのも困難に。

家族からの紹介で当院へ来院される事になった。

■治療内容と経過■

問診を行うのも困難な程のギックリ腰でした。

立ったまま行える活法を2手行い、お尻の筋緊張をほぐしてようやく治療着へお着替えが出来る状態に。

ご本人は右側の腰に痛みが走るという訴えでしたが、左側の腰・お尻・ふくらはぎに酷い筋緊張が見つかった。

先ずはうつ伏せになって頂き、1番大きな筋肉のお尻を緩めるため、手の甲にあるツボへ鍼を行なった。

酷かった筋緊張が緩み、腰の張りと浅かった呼吸が深くなった。

緩んだ腰を確認すると、腰の動作に関わる腰椎周囲の筋肉に緊張が見つかった。

この筋緊張を緩めるためふくらはぎに鍼を行なった。

さらに腰の緊張が抜け、上半身も楽になっていた。

腰の緊張が緩んだ事で、首や後頭部のコリが気になったとの事で肩に鍼を行いコリ感が緩んだことを確認して今回の治療は終了した。

■同時に治療した症状■

肘関節の強張り、後頭部のこり

■使用した主なツボ■

精霊、威霊、築賓、飛陽、巨骨

■治療技術■

脊柱編、五体躍動編 (、活法)

■考察■

仕事の締め切りにおわれていたこともあり、パソコンの前で背中を丸くして座っている時間が長かった事が原因でした。

右手を中心に作業が進んでいたため、左半身が殆ど機能していなかった。

その事が治療過程で行なった問診から判明した。

ひとつ、ひとつの動作には連動して動く筋肉が存在増します。

その反対に一定の動作を強調して行う際には、動作の軸を体の中で代償として作っています。

この一定の動作を長時間行う事で、都合上作ってしまった動作の軸が強調され、正常な軸が働かなくなる。

それが痛みを発症する原因なのです。

代償している軸は、筋肉の緊張が支えている事が多いです。

今回はその筋緊張を緩めることで、左側で代償されていた軸が正常の位置に戻り改善されたのでした。