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腰痛の症例:着座姿勢が原因でした

■患者:40代の男性

■来院:2016年9月

■症状:長時間仕事で椅子に座っていた姿勢から立ち上がる瞬間に痛みを感じて早目に来院。右足の外側指先にかけ痺れを感じる。動作確認時に前屈・後屈・回旋が怖くて出来ない。触診で骨盤が右上りの左回旋状態であることを確認。

■治療内容と経過:猫背がいつもより酷かったのでうつ伏せで、頚椎と胸椎上部の調整を中心にいつもの腰椎と骨盤調整を加えて施術を行う。ふくらはぎから刺鍼。反り腰が健康な弾力を取り戻しながら膨らんでくる。手先に刺鍼。胸椎の過後弯が優しい後弯に変化。患者様:「先生、分かるわぁ。すげぇ!」と。施術中に眼精疲労の話が出てきたので頚椎の調整のため足首に刺鍼。ストレート気味の頚椎が前弯のリズムを取り戻し出す。抜鍼後、仰向けで股関節と骨盤の調整を行う。両手、右足に刺鍼。上前腸骨棘の左右の高さが違っていたのが本人自覚出来る位綺麗に揃った。「おぉ、すげぇ〜!先生、魔法使いか⁉︎」抜鍼後立ち上がって頂き…。「先生、何も言わんでえぇ!分かる!背中がスゥ〜っと伸びとる!でいつもの動作確認やろぉ?ほれ!ほれ!これなら明日こんでもえぇやろ?」前屈・後屈・回旋、お見事!ということで、着座でも出来る背中を伸ばすストレッチだけ指導させて頂き今回の治療は終了しました。

■同時に治療した症状:猫背・骨盤の捻れ・眼精疲労・胃腸の調整

■使用した主なツボ:水泉・大鐘・項強・足太陽・六谷・内谷・外谷・養老・後谿・六谿・光明・豊隆・玉陽・築賓・飛陽・玉人・玉天

■考察:年に1度、酷い腰痛で来院頂く患者様。もともと整形外科での診断で「ヘルニア」があることが判っているため本人は痺れの原因をそれだと思われている。触診で腰椎の捻じれ・骨盤の歪みが判ったので今回の腰痛の原因を考えてみる。物凄く腰痛に対して真面目にストレッチを取り組んでいる患者様の為、原因は直ぐに判った。事務仕事で着座時間が最近長かった。姿勢を気を付けていたにも関わらず、長時間肩と背中を丸くし過ぎて発症したのだった。胸椎の過後弯が無くなったことで反り腰ではなくなり痺れも自然と無くなった。何事にも真面目な性格から、仕事に集中し過ぎて背中が丸くなっていることには気が付かなかったとのこと。仕事中に着座して行えるストレッチをお伝えしてので、こちらも真面目に行って頂けると思う。