便秘(2):プレモニターケース2 服薬副作用タイプ

患者

30代・女性

来院

2018年8月

症状

風邪をひいた際に病院から処方された薬(抗生剤)の影響で便秘になった。

下剤(酸化マグネシウム)を飲まないとなかなか排便が出来ない。

施術内容と経過

判定7項目中の3項目が改善対象。

下腹部に筋緊張がハッキリと出ていた。

モニター1回目(8月7日)

便秘の原因と考えられる下腹部の筋緊張を緩めるため、足にあるツボへ鍼を行った。

置鍼を行ったまま15分間、ベットに横になっていただく。

5分ほど経過した頃から「先生、お腹の中が動いている気がします!」と、早くも施術効果を実感。

モニター2回目(8月17日)

前回モニターまで週に4回下剤を飲んでいたのだが、この10日間の内に飲んだ下剤は1回だった。

モニター後の翌朝から自然排便が続いている。

アンケート結果にも効果が反映されていた。

まだ、下腹部の筋緊張があったため、前回同様に施術を行った。

モニター3回目(8月20日)

前回モニターから、あまり期間は空いていないが薬を飲まずに自然排便が出来ている。

下腹部の筋緊張が残っていたため、同様の施術を行った。

モニター4回目(8月27日)

2回目のモニター施術以降、下剤を飲まなくても自然排便が出来ている。

多少の残便感を感じるも、薬を飲まずに約半月排便出来ていることに患者様は驚かれていた。

施術効果は継続されていたが、念のため4回目の施術を同様に行いモニターは終了した。

使用した主なツボ

条口R、三陰交L

まとめ

便秘のきっかけは風邪をひいた際に飲んでいた薬(抗生剤)でした。

副作用の項目に「便秘」があったため、「仕方なし」と思っていた所にモニター募集の話があり申し込みいただきました。

申し込み時にも「まさか鍼で便秘が解消されるとは」と半信半疑だったそうです。

下剤(酸化マグネシウム)を飲むと排便があることから、便の硬さと腸の動き(蠕動運動)が上手く働いていないことが原因であると想像できました。

下腹部の緊張を緩めると、施術中から腸の動きが活発になりました。

今回は薬の副作用を原発とした腸、下腹部の緊張が原因となっていた便秘でした。

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