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■患者■
20代・女性

■来院■
2017年9月

■症状と来院理由■

右肩こりと耳鳴り、頭の左半分で特に目の奥に出ている頭痛でのご相談。

仕事が繁忙期で机についている時間が長く、なかなか体を動かす機会がない。

事務で入力作業が多いことから指の使い過ぎから肩こりに成ったのではと思われている。

肩こりが酷くなるにつれ、同じ右側に耳鳴りが起こり始めた。

薬に抵抗があり病院で診てもらう方法と迷ったが、以前耳鳴りと腹痛でお世話になっていたからという理由で当院への来院に繋がった。

■治療内容と経過■

耳鳴りの出始めという事もあって、とても頑固そうな肩こりで、背中にまで張りが広がっていた。

先ずは耳鳴りの原因と考えられる首・肩のこりと張りを緩めるために原因を触診で見極める。

背中に原因となる反応が2箇所見つかり順番に鍼を行い、首・肩のこりと張りが緩んだことを確認。

続いて、耳鳴りと頭痛の原因として影響を及ぼしやすい首の状態を確認すると2箇所に原因となる反応を発見。

それらへ順に鍼を行い、耳鳴りと頭痛の確認すると頭痛は治まったが耳鳴りは若干小さくなった気がするが少し残っているという結果に。

耳鳴りは首・肩の酷いこりや張りが原因と考えられるため、今回は首・肩・背中の改善を主に考えて頂き、1週間後に耳鳴りの状態を確認しながら治療を行うことを約束し治療を終えた。

約束の1週間後になる前日に連絡があり、前の日(治療後5日)から耳鳴りが無くなったということで、今回の治療は終了した。

■同時に治療した症状■

首こり、肩こり、背中の張り

■使用した主なツボ■

T7(2.5)、T1(2.5)、僕参、項強、足三里

■治療手段■

整動鍼基礎脊柱編・腹背編・応用連動思考編

■考察■

耳鳴りは発症した側の首と肩のこりや張りが原因となることが多く、今回もそれらを原因とした症例に成りました。

ご本人がよく自覚されている繁忙期のお仕事がほぼ原因だと思われます。

PC入力で人差し指をよく使われていたため肩こりも特徴的で、首よりで鎖骨の上辺りに最も酷く出ていました。

座り姿勢が長いことが影響して立ち上がる際の微妙な体を反る動作にも影響が出ていて、そこを原因とした首のこりが肩こりと相まって耳鳴りを発症していました。

時間差はありましたが、やはり首と肩のこりや張りを鍼で緩めることが有効でした。

お薬が苦手だという方には是非知って頂きたい治療手段です。