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腱鞘炎の症例:先生、小指?手首?痛いの何処?

■患者:50代の女性

■来院:2016年11月

■症状:手首を内側へ回す(回内)しながら握る、または手首から小指にかけ指圧するともの凄く痛い。

■治療内容と経過:職場で軽い突き指したかもという事で各関節を触診。小指から手首、肘、肩甲骨へと本人が気付いていないダメージがあった。肩甲骨と胸椎に硬結がありそこを圧迫すると痛みが消える事から、本人に痛みの原因点として伝え了解を得て上衣を脱いで頂き両穴へ刺鍼。症状確認で行って頂いた動作を再度お願いする。「先生!大変!痛くないです!」この言葉を聞き抜鍼。再度確認。「最初来た時が10なら、今は1以下!先生ありがとう!」という事で本日の治療は終了。近いうちに腰の治療を兼ねて再診させて頂く約束。

■同時に治療した症状:肘周辺の筋肉の痛み・突き指

■使用した主なツボ:T5(1)・ふくら(5)

■考察:相撲で例えればマワシを取る様な動作。この動作、小指から握ります。同じ様に、介護のお仕事でも行われています。介助の際に利用者さんの体位変換やストレッチャーへの移動で利用者さんのパンツを掴んだりする動作。職業病とも言える症状です。指先、手首の症状なんですが、辿って行けば肩甲骨や胸椎にまでダメージは伝わっています。何処で終着し動作を制限しているかを見極めて刺鍼するかが早い回復への近道になるんです。