なぜ、少ない本数に拘るのですか?
【なぜ、少ない本数に拘るのですか?】
はり治療は侵害刺激(※外から異物が入ってくる刺激)を応用して行っている治療方法です。
たくさんの刺激を受けると神経や脳が軽いパニックを引き起こすと考えて下さい。
実は、そのパニックを引き起こした脳は外から入ってくる情報を遮断しようとして休眠状態に入ります。
これが数多く鍼を受けて怠さや眠気が起きる原因の1つなんです。
当院では鍼の刺激は「身体をこういう感じに変化させて欲しい」という、脳への指示(または要求)と考えています。
ですから、鍼の本数が増えると身体を変化させる指示が増えてしまい、「どの指示に従えばいいのか」と、脳が判断出来なくなると考えています。
これは先にも説明しました「脳の休眠状態」です。
休眠状態の脳では身体の変化が起こりにくくなっています。
ですから当院では、患者様のお身体が正しく健康的な身体へ変化して頂けるように、少ない本数に拘って施術を行っています。
(※1回の施術に1本から多くて7本の鍼を使用)