右足後面の痛み・痺れ:立っても座っても痛いんです

■患者■
20代の女性

■来院■
2017年1月

■症状と来院理由■
新年明けの仕事はじめから徐々に右足の痛みが増し、昨夜から痺れをともない出し、不安で当日急遽相談。前屈み、左右に腰を捻る動作は出来るが後ろへ反ったりしゃがんだりすると痛みが増悪する。神経症状(痺れ)もあり、座って問診が出来そうになく立ったままで行う程。立っていても座っていても痛み・痺れがある。週明けの仕事が始まる前に何とかしたい。

■治療内容と経過■
とても痛いところ動作確認を付き合って頂き、『屈伸で右膝が外へ泳ぐ』ことと、『身体を後ろへ反る(後屈)動作』が出来ていないことが分かった。

痺れの治療から行う事を説明し、ベットへうつ伏せで横になって頂く。腰椎を触診。両足のふくらはぎへ4本左右に鍼を打ちわけ、腰部の筋肉が十分に緩むのを待ち腰椎が自然な形に戻ったのを確認。また、屈伸時に右膝が外へ泳いでいたこともあり、仙骨の捻れを確認してベットから立ち上がって頂き痺れと足の痛みの状態を確認して頂いた。「あっ、痛くないし、痺れていない!」

先ほど確認した仙骨の捻れを説明すると、「先生、私座ると直ぐに足を組むんですよ。それも関係ありますか?組まないと違和感があるんです。」とのこと。

どちらが先かは分からないが、仙骨が捻じれていたら座面に仙骨を当てようとすると自然に足を組むもの。

その事を説明し仙骨の捻れを調整する旨を伝えてベットへ仰向けで横になって頂く。

ヒップアップテストを行い右側が陽性と確認。右のすねへ2本刺鍼。刺鍼時にフットサルで身体を動かしているという話があった。腸腰筋が機能しやすい様に調整をかけることに。足の甲へ3本刺鍼して10分ほど置鍼を行い抜鍼。

起き上がって頂き屈伸と身体を後ろへ反らして動作確認。「うん!さらに良くなっている!」

念のために治療室をぐるりと回って頂き、痛みや痺れが出ないか確認。

「うん!大丈夫!」という事で今回の治療は終了した。

■同時に治療した症状■
腰痛・腸腰筋の調整

■使用した主なツボ■
①築賓・飛陽・玉人・玉天
②豊隆・光明
③中腰・大腰

■考察■
日頃から座ると足を組む癖があり、その姿勢でいることが長い。足を組むとどうしても仙骨を捻って安定させてしまうため、立ち上がった時や運動時に動作不良が起こり痛みや痺れの原因となってしまう。フットサルで身体を動かしているとのこと。聞くと右足でしかキックがうまく出来ず、左足だと足を振り切りにくいそうだ。仙骨の捻れに合わせて振り抜きの左右差が発生している。背中の張りも気になるところ。背中の筋緊張が骨格の歪みを生んでいることがある。今回は右足の痛みと痺れで来院だったため、注意する様にアドバイスを行うにとどまった。