Pocket

神経痛の症例:手足の痺れ

■患者:30代の女性

■来院:2016年9月

■症状:2年前から何故か左側の手足が痺れて困っている。整形外科、整体に通ってるが改善しない。原因不明と訴える。問診している内に股関節に詰まりがあることが判明。床に座っていると最も痺れを感じることが分かった。簡単なテストで腿上げをしてもらうと左膝の方が右膝と比べて拳1つ分上がってないことが判明。腰の可動域をテストすると前屈・後屈・回旋が窮屈である事も分かった。

■治療内容と経過:うつ伏せで両手足のバランサーを整えるために首に1本置鍼。同時に腰椎の調整のために4本の鍼をふくらはぎに置鍼し前屈・後屈・回旋運動の回復をはかる。5分後に腰の筋肉の緊張を確認しながら痺れの原因と考えられる腰部に3本置鍼を増やす。さらに5分待ち抜鍼。股関節の詰りの調整のため仰向けに体位変換。この際に、私:「痺れはまだありますか?」患者様:「えっ???あ、ありません!」というやり取りが。仰向けで腿上げを再度行って頂き左右差を再確認。足首と甲に合わせて2本単刺を行い再度腿上げ。患者様:「えぇ〜冗談でしょう⁉︎左の方が上がってる‼︎」立ち上がっていただき痺れと動作確認を行い改善している事を一緒に確認して本日の治療は終了。次回は1週間後に来院して頂くことになりました。

■同時に治療した症状:前屈・後屈・回旋動作

■使用した主なツボ:C5(1)・L4(1.5)・L5(1.5)・空髎・築賓・飛陽・玉人・玉天・中腰・申脈

■考察:学生の時から座位の姿勢が悪く、股関節が硬いという認識はあったとのこと。足をよく組むし、昔から床にドカッと座り立膝をする癖がある。股関節・骨盤から回旋位の状態で日常生活を送っていることから左側だけに手足の痺れが出ていた。手足のバランス感覚を思い出させ、筋肉の緊張を取ることで痺れを解消することが出来た。