冷えから始まった神経痛

患者

50代・女性

来院

2018年7月

症状と来院理由

職場のエアコンが冷え過ぎていたからか、右足に冷感があり次第にしびれを感じ始めてきた。

日が経つにつれ、右足に体重を乗せることで痛みを感じる様になってきた。

近所の接骨院で「坐骨神経痛」と言われマッサージを行なってもらうも、帰宅するとぶり返す。

3日続けて通って軽減もしなかった事からネットで治療院を検索。

地下鉄で通える範囲にあった当院のホームページを見て予約し、治療に繋がった。

治療内容と経過

患者様の訴えから推測し触診、股関節周囲の筋肉に問題を発見した。

片足で立つ時に股関節を支える筋肉の緊張を緩めるため、手の甲にあるツボへ鍼を行なった。

すると、片足に体重を乗せる動作で痛みとしびれを感じる事はなくなった。

坐骨神経痛様の症状が治まった途端、背中に張りがあることを思い出し治療を行うことに。

首肩の張りがあり、それを原因として背中の張りと喉の違和感が発症していた。

首肩の張りを弛めるために、ふくらはぎと頭部に鍼を行う。

背中の張りと首が弛み喉、背中が楽になり呼吸が深くなっていた。

ベットから起き上がっていただこうとした時に、お尻と腰の境目辺りに筋緊張があり、その緊張を引っ張る痛みを感じたため、膝上にあるツボに鍼を行なった。

再度、ベットから起き上がっていただくと、痛みの再現は無くなっていた。

気になる症状が無くなったことを確認し、今回の治療は終了した。

同時に治療した症状

肩甲間部の張り、喉の違和感、腰痛

使用した主なツボ

精霊、築賓、飛揚、百会、強間、峡川

治療技術

脊柱編、連動思考編、五体躍動編、身心和合編

まとめ

エアコンの風を直接、首肩に当ててしまう環境で仕事を行なっていたそうです。

接客業のため、この患者様の体調に合わせて室温を変えることが出来ず、冷えに耐えていた事が根本の原因でした。

来院時には足の冷え、しびれ、痛みを訴えていたのですが、本当は首肩を冷やして作ってしまった筋緊張が足の方へ影響していたという症例でした。

現在は、ウォーキングで汗を流したり、銭湯で汗を流したりと、冷えを残さない生活習慣をご自身で考えて予防されているそうです。

痛みの症状(その他の症状)について詳しくはこちら

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