手首の捻挫:鬼ごっこで転んで…

■患者■
8歳 男の子

■来院■
2017年6月

■症状と来院理由■
学校の休み時間に友達と鬼ごっこをしていたところ、右足を滑らせグランドに手を着いてしまい右手首を捻って負傷。
30分後にスイミングスクールがある為、至急なんとかして欲しいとのこと。

■治療内容と経過■
手を着いた状況を再現してもらい捻挫した箇所を確認。親指側に体重が乗りかかる体勢で捻っていた。痛みも親指側の手首に出ている。

手首から肘、肩と触診し背中に原因となるコリを発見。

Tシャツを脱いでもらい短鍼にて即座に刺鍼。手首を動かしてもらい痛みが無くなったことを確認してから抜鍼。

お通いバックを背負い、急いでスポーツクラブに向かう。

帰宅後に痛みを確認したが、全く問題なく1時間泳げ、今も痛みが無いとのこと。
■同時に治療した症状■
今回は無し

■使用した主なツボ■
ふくら①

■考察■
転倒し手を着いた事で手首の動きを制御している背中の筋肉に緊張を生んでしまったことから痛みが起こっていた。マジョリティな治療では固定➡︎アイシングでスイミングスクールへの参加は見合わせだった。近くで同様の治療を見聞きしてることから、鍼治療というマイノリティな捻挫治療を選択できスイミングスクールを休む事なく参加は出来た。熱感がなく軽傷であったことも幸いしていたが、骨折・断裂がない捻挫であれば鍼治療で早期の回復が見込まれるので是非相談して欲しいです。

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