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■患者■

30代・女性

■来院■

2017年11月

■症状と来院理由■

古傷の頚椎捻挫が2日前から疼いていた。

今朝目がさめると首が殆ど動かせず、上と右に顔を向ける事が出来ない。

洗顔とメイクの際にあまりの痛さに涙がこぼれた。

以前はり治療を受けて直ぐに治った記憶があった。

午後から仕事のため、職場の近くで鍼を打ってもらえる治療院を探していたところ当院が見つかり来院。

■治療内容と経過■

首が痛過ぎて正面しか向けず、問診でジッとしている事が辛そうだった。

動作確認で頭を後ろと前に倒すこと、顔を右に向けることが出来ない事が分かった。

触診で最も硬く緊張した筋肉を探し、その連動するツボへ鍼を行うことにした。

座ったままの姿勢で、最も緊張が強い首と背中の境界線を緩めるため肘にあるツボに はり治療を行なって確認。

筋緊張が無くなり、首を後ろへ倒す事が出来る様になった。

続いて同様に筋緊張が起きている筋肉と連動関係にあるツボへそれぞれ はり治療を行い確認をとると。

頷くという動作と顔を右へ向けるという動作が出来るまで回復した。

今の状態で仕事が出来そうか確認し、1週間以内に再発する様なら再度来院する様にと告げ今回の治療は終了した。

■同時に治療した症状■

無し

■使用した主なツボ■

天井・C4(3)・C5(3)・C5(2)

■治療技術■

連動思考編

■考察■

事故を2回経験していて、頚椎の5番を横へラインを引っ張ったライン上に原因が集まっていた。

首の動きは見た目以上に複雑で、複数の中継ポイントを【連動】で経由している。

その連動の始発が、今回はたまたま頚椎の5番のラインに集中していた。

5番のラインから上部の頚椎を経由したり、下部の頚椎や胸椎を経由して筋肉が連動し頷く・右へ顔を向けるといった動作を演出しているのである。

この1週間で急激に冷え込んだ事もあり、体温を逃さないために筋肉が引き締まってしまった。

古傷がある頚椎の5番ラインから始まる筋連動を極度に緊張させた事で不動となり無理やり動かそうとするあまり痛みが発症していたのだ。

鍼はピンポイントに筋連動を緩める事が出来ることから、むち打ちや寝違えといった類似の症状にもとても有効な治療手段なのである。