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■患者■

30代・女性

■来院■

2018年4月

■症状と来院理由■

仕事が忙しくご自身の体調管理があまり出来ていなかったところ、首こりが酷くなり頭痛まで発症する様になってきた。

市販の湿布や鎮痛剤でごまかしていたが、当院へ通院中の同僚に首肩を手で押さえているところを見かけられ、あまりの肩の硬さに見かねて一緒にご来院。

患者様の同僚の治療後に空きがあった事から、話だけを聞きに来院されていたがそのまま治療に繋がった。

■治療内容と経過■

頭痛は当日無かった事から、主訴の首こりに集中して治療を行った。

直接首肩を触診したところ、首の側面から肩へかけて頭痛にも繋がる筋緊張が見つかった。

この筋緊張の原因となる背中と手にあるツボを確認。

独特の重さを感じたことから、それらのツボへ各々鍼を行った。

すると首にあった緊張が緩み、鼻の通りも良くなった。

ところが首の緊張は改善に反して、肩の筋緊張がやや残った。

肩こりに繋がる内科の症状を伺うと「便秘」にも困っているとのことでした。

お腹を触診すると下腹部に独特な筋緊張が見つかり指で押さえると、患者様は差し込む痛みを感じるとのことでした。

その筋緊張の原因に繋がると思われる足首に近いツボを触診すると、お腹同様に痛みを感じるとのことでそのツボへ鍼を行い5分ほど置鍼を行った。

鍼を抜き、触診時と同じ様にお腹を押さえると、先ほどまであった差し込む痛みは和らいだとのこと。

肩の緊張も抜け、呼吸が楽になった事を確認して今回の治療は終了した。

■同時に治療した症状■

花粉症、肩こり、便秘

■使用した主なツボ■

T3(3)、C3(1)、精霊、T1(1.5)、三陰交

■治療技術■

脊柱編、腹背編、連動思考編、五体躍動編

■考察■

首こりが主訴でしたが、その原因は内科系の便秘にも繋がっていました。

仕事と家庭の二刀流で、ご自身の身体への関心が薄くなり疲労が蓄積されていました。

お身体は休暇を求めていたといった感じです。

首こり、肩こりはひとくくりに扱われることが多いのですが、その実は原因が複数に渡ることが多いです。

そのため、【頸肩腕症候群】という原因不明の症状をと診断されることがあります。

整動鍼治療なら、原因を首肩だけに求めず、全身から原因を考えるので今回の様に色々な方向からの治療が可能です。

個人差はありますが首こり・肩こりを甘く考えず、この患者様の様に重症になる前に改善に取り組んでください。