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頚部痛の症例:寝違い

■患者:20代の女性

■来院:2016年8月

■症状:首の痛みでのご相談。通勤手段を自転車に変え1年半経った。ロードバイクのため前傾姿勢で自転車を漕ぐ。また、事務職でパソコン作業の時間が長く、この2つの姿勢から首への負担が積み重なって首の痛みが発症した。

■治療内容と経過:首の後屈、回旋、側屈で痛みを生じていたので、動作時痛に効果が高い整動鍼で治療を行うことにした。座位で手に8本鍼を打ち軽く動作確認を行ってから10分間置鍼を行う。置鍼前の動作確認でも効果が出ていたが、肩甲間部の緊張が強かったので置鍼を行うことにした。抜鍼後に動作確認を行うと「嘘みたい」と首を動かして痛みが無くなっていることを喜んでいました。

■同時に治療した症状:猫背

■使用した主なツボ:項強・六谷・列缼・内谷・外谷・養老・後谿・六谿

■考察:社会人2年目で実家を離れて独り暮らしをしている。交通費の節約と運動の為に自転車通勤を始めた。もともと身体が弱く筋力が無かったところに、急に首を突き出す様な姿勢を固定して毎日自転車を漕いでいた為、変に背中を緊張させてしまったようだ。また、真面目な性格から勤務時間内も背中を丸めてパソコン作業に集中しているとの事で、首をもたげる姿勢で多くの時間を過ごしていることも原因になっている。今回長期休暇を利用して自転車で帰省。1泊し目覚めた時に激しい痛みが出たそうだ。頚部の筋緊張をとり動作を改善。それと同時に背中、特に胸椎の上部の過後弯を調節する事で頚部の後屈時痛も改善した。ストレッチポール等を利用したケアや胸部の筋肉のストレッチで肩甲間部の過後弯を矯正する方法をお伝えして今回の治療は終了した。