①機能性ディスペプシア(機能性ディスペプシアと心身症)

当院に来院される患者さんの中でとても多い、症状の一つが『機能性ディスペプシア』になります。

『機能性ディスペプシア』は現代人に多い「心身症」です。
その代表的な例の1つである『機能性ディスペプシア』について、鍼灸師の視点から数回に分けて解説します。

機能性ディスペプシア(FD)とは

胃もたれや胃痛、早期満腹感などの不快な症状が続くにもかかわらず、内視鏡などの検査では異常が見つからないのが特徴です。

実はこの病気は珍しくなく、国民の10人に1人が罹患していると言われています。

症状と影響

『機能性ディスペプシア』の症状は数か月から数年も慢性的に続くことがあります。

主な症状には以下のようなものがあります。

・胃もたれ

・心窩部痛(みぞおちの痛み)

・食後の不快感

・早期満腹感(すぐに満腹になる)

これらの症状は軽視されがちですが、学校に行けない、仕事を続けられなくなったり、普段の生活が困難になったりするなど、生活に大きな影響を及ぼす場合があります。

『機能性ディスペプシア』自己診断チェック

以下のチェックリストで、1つでも該当し、1か月以上続いている場合は『機能性ディスペプシア』の疑いがあります。

・ゲップがよく出る

・空腹時にみぞおちが痛くなる

・食事の途中で満腹になる

・食後にお腹が張る

・食後に胃が重苦しい(もたれる)

・食後に気持ち悪くなる

・食後にみぞおちが痛くなる

該当する症状で困っている場合は、一度病院を受診し、その後当院をご検討ください。

機能性ディスペプシアも含まれる『心身症』とは

ストレスが心に影響し、その心の状態が身体に現れ、身体症状として出ている状態を総称して、「心身症」と呼びます。

その、症状の発生や悪化に精神的なストレスが影響している身体の病気や症状はすべて、心身症に含まれます。

心と体は密接につながっており、どちらか一方に不調があると、もう一方にも影響が出るということになります。

そして、この中に『機能性ディスペプシア」も含まれています

そのため、機能性ディスペプシアは、身体の不調のみならず、同時に心のケアも必要となります。

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はりきゅうルーム恵眞道