④機能性ディスペプシア日常で注意すること(超実践編)

第4回:日常で注意すること(超実践編)
~機能性ディスペプシアと上手く付き合うために~

家ではどう過ごせばいいですか?

『機能性ディスペプシア』の方からよくいただく質問があります。
「やってはいけないことは?」「食事で気をつけることは?」「つらい時はどう過ごせばいい?」

ネットには情報が溢れていますが、大切なのは「現場で実際に効果があった方法」を知ることです。
今回は『機能性ディスペプシア超実践編』として、132名以上の施術データから見えてきた、日常生活で「絶対に守ってほしいこと」と「今すぐできる工夫」を凝縮してご紹介します。

日常的にある胃の不調対策3選

今回は『機能性ディスペプシア』の専門家が推奨する、辛い症状代表の3つに対し、対策方法をお伝えします。

①胃もたれ
②胸やけ
③胃痛 など

日常的な胃の不調に対する簡単な対策方法です。

①”胃もたれ”の対策

”胃もたれ”時の注意点

◇主な原因◇
胃のぜん動運動が弱くなっていること

※胃の動き(ぜん動運動:胃が食べ物を送り出す動き)が弱くなると、食べたものがうまく流れなくなり、胃がもたれた感じが続きます。

●生活面:食後最低2時間は横にならない
→→食べたものが体内で運ばれる際は、重力を利用しています。
そのため食後すぐに横になってしまうと、この流れが悪くなるため、しばらくは横にならないようにしましょう。

●食事面:脂肪が多い食事を控える
→→脂肪は主に”腸で消化”されますが、かなり時間がかかります。
そのため脂肪分の摂取が多くなるとその分、十二指腸への負担が大きくかかります。
そしてこれにより、十二指腸から胃のぜん動運動を抑える指令が出てしまいます。

●その他:適度に運動する(ウォーキングなど)→→日常の中で、無理なく行える程度の定期的な運動を取り入れてみてください。
特に手軽にできるウォーキングはおすすめです。

②”胸やけ”の対策

”胸やけ”時の注意点

◇主な原因◇
胃酸の逆流により出現する

●生活面:食後はソファーなどでふんぞり返る姿勢をとる
前傾姿勢をとると、胃が圧迫され胃酸が逆流しやすい状態になります。
食後は体を起こして、ふんぞり返るような姿勢にすることで胃の圧迫はやわらぎ、逆流を防ぐことができます。
またベルトをきつめに締めたりすることで、逆流しやすくなることもあるため、強く締め付けないなどの工夫が必要です。

●食事面:寝る前のアルコールを控える
→→アルコールは胃と食道の境を締めている筋肉を緩めてしまい、そのまま寝ると、胃酸が逆流しやすくなります。

●その他:横になる場合は左側を下にする

→→胃の入り口は右側を下にして寝ると下向きになるため逆流しやすくなってしまいます
左側を下にして寝れば胃の入り口は上を向くので逆流しにくくなります

③”胃痛”の対策

”胃痛”時の注意点

◇主な原因◇
胃酸による刺激

●生活面:痛み止めを必要以上に使いすぎないことが大切
→→湿布を含め、頭痛薬や腰痛・ひざなどの痛み止め薬の中には、胃の粘膜を荒らす成分を含んでいるものがあります。そのため胃に不調がある場合は、医師などに相談することも一つの手段です。
(※薬で症状をコントロールしている場合は、自己判断での減薬はお控えください)

●食事面:たんぱく質をとりすぎない
→→たんぱく質は胃酸の分泌を促すので胃酸過多になりやすくなります。
胃が不調の場合は、控えめにした方が良い場合もあります。

●その他:辛いものを控える
→→香辛料など辛いものは胃の粘膜を刺激し、胃が荒れていれば、さらに強く刺激が伝わってしまいます。

これらの対策を日常生活に取り入れることで、胃の不調や不快感の軽減を多少期待することができます。

そして、当院でもよくおすすめしている規則正し”食事”、”睡眠”、”適度な運動”を無理のない範囲で実践いただくことをおすすめします。
ただし、症状が長引いている場合や生活に支障をきたす場合は、病院での専門医に相談することをおすすめします。

いかがでしたか?日常生活を整えることは、改善への第一歩です。

しかし、「これだけ頑張ってもなかなか良くならない」「自分の場合はどこに原因があるのか詳しく知りたい」という方もいらっしゃるでしょう。

当院では、132名・2,012回のデータに基づいた独自の「身体分析シート」を用いて、あなたの今の状態を客観的に可視化し、最短ルートでの改善をサポートしています。

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